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関西電動式軌道輸送機関大戦~1/2Qちゃんがんばる~
本家「きょうもがんばる 1/2Qたんのおうえんサイト」をこのままでは乗っ取りかねないと、急遽発進。

[図書室/misc]

藍月楼について-図書室Ver. / 2006-06-21 (水)

このサイトは、とらいあんぐるハートの十六夜・七瀬という偶然にも二人の幽霊(?)をそれぞれ支持する絵描き・文字書きにより作られた相当趣味に走ったものから始まり、何か作りたいものがあればその種類に関わらず作っていこうというサークル、藍月楼のサイトだそうです。

そしてその片割れである文字書き担当の緑さんがひっそりこっそりなんかしようというのがここ図書室です。

本家「藍月楼について」も読んでいただくとして(というかよんでね?)、緑さん的にというか図書室担当的にいろいろ書いてみたり。今更とか言うな。

文字書きといっても、思ったことを必要以上に思い入れを持って書き殴ってるだけだったりします。

文章を書く勉強をしたとか、実は有名な人の隠れ家的存在だったりはしませんので、話を読んでいろいろ思っても「あぁ、そう言うものなのね」と思っていただければ私もあなたも幸せになれるんじゃないかなぁ。

そして「そう言うものなのね」にプラスして、なにかしらの感想を持った時は、44ruyruy@gmail.comとか、BBSとかに想いの丈を書きなぐってみるとさらにハッピー。特に私が。

ねた的には個人的にとらハだったり、その他だったりオリジナルだったりするので多分統一性はありません。
あと、うちのBOSSであるKAZ氏からの依頼でどうこうしたりするのもあるでしょう。

けれど、何かしら「文字」に起こす、「お話」を書くという場合、そこには題材やテーマや登場人物やそれ以外の何かへの愛を持って接していこう…というのが、最小にして最大の条件だと想っています。

出来上がりから読み取れるかどうかは別にしてそういうスタンスで稼動していきます。
セカイは悪意ではなく愛で動いた方がきっと嬉しいよね?


[図書室/とらいあんぐるハートSS/nns]

旧校舎 / 2006-06-21 (水)

今はもうほとんど使われる事のない場所。
時折貧乏くじを引いた生徒や教師が訪れるだけの、ひっそりと差し込む光に埃だけが舞う場所。
雑多な資料、使われなくなった机や椅子、様々な荷物が雑然と置かれているこの場所にあの子はいる。
優しい春の日には、初々しい新入生達を見つめながら。
眩しい夏の日には、暑さの中を元気に活動する生徒達を眺めながら。
物悲しい秋の日には、恋を語らう生徒達を見守りながら。
厳しい冬の日には、凍えながらはしゃぐ生徒達に目を細めながら・・・


もう、何度の季節を越えてきたんだろう・・・・
最初は同じ制服を着た生徒もいた。
季節が巡るにつれ、その制服を着た生徒はいなくなっていき。
そしてカラフルで様々なバリエーションの華やかな制服に身を包んだ女生徒達。
春を迎えるたび見知った顔が居なくなって、そして新しい顔が増えていく。
ただ、自分だけが変わらない。


何年かに一度、本当にごく珠に。
この場所を気に入って、通いだす変わり者が現れる。
けれど・・・あの子に気付く事は本当にごくまれで・・・
時折気配を感じたり影を見かけたりするぐらいで。
それが悪い噂にになったりもしたけど、どうって事はない。
また一人の時間がやってくるだけのこと。


今年もまた一人、変わり者が居るようだった。
見覚えはある。
今年二年生になった男の子・・・前に一度だけ話したことがある。
けど・・・もう覚えてないんだろうな・・・
その時から、なんでか気にはなってたんだよね。いつも背の高いしっぽの女の子と小さな女の子と仲良くしてるところを見かける。

「きっと、優しい子なんだね。」

彼女達の笑顔を見れば解る。
野良猫みたいにじゃれあって、意地悪もするけど凄くあの男の子を信頼している笑顔。

「しんいちろう・・・くん・・・か・・・」

そんな子が何でこんな場所にやってくるのかは解らない。
ただ・・・興味はあった。
いつもかわいい女の子を連れてるあの子。
なのに一人でこんなところにくるあの子。
今度来た時に、話し掛けてみてもいいかな?
大丈夫かな?
変な噂立っちゃってるし・・・
怖がって逃げられたりしたら傷ついちゃうなぁ・・・
けど・・・彼、優しそうだから、大丈夫だよね。
ちょっとぐらい話し掛けたって大丈夫だよね。
もしかしたら、友達になったりなんか出来ちゃうかもね。
友達になれなくても、たまには話し相手くらいにはなってくれるかもしれないよね。
あの娘達みたいにはなれなくても・・・ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、優しくしてくれるかもしれないよね・・・・


ここは旧校舎。
それはある物語が始まる前。
どこにもあるはずがない女生徒が、どこにでもあるオンナノコの戸惑いを見せた一瞬の話。

[図書室/とらいあんぐるハートSS/idm]

夜景 / 2006-06-21 (水)

深夜。暗い部屋。カーテンの隙間から入る夜風。時折遠くから聞こえるクラクション。カーテンの隙間から漏れるヘッドライト。吹き込む夜風にまとわりつく紫煙。揺れるカーテン。その隙間から見える夜景。風の弱まりと共にあるべき位置に戻るカーテン。そのカーテンが外の景色を隠してしまう前に仄かに見える紅い火…

この街は大都会というわけではない。だが、田舎というほどのどかでもない。
場所にもよるが。
郊外というにはやや過密気味にマンション郡が並ぶ地域。
中心部から離れている分静かではあるが、だからこそ余計に遠くの喧騒が届く。
2LDK。若い二人が住むには家賃も手頃。若い女性二人がシェアするにも手頃。
そんな極々普通のマンション。

私は寝室を抜け出しベランダで煙草に火をつける。
ゴロワース。フランス製の蒼いパッケージ。その蒼い箱に描かれたケルト人の兜は象徴。
戦いに生き、何より誇りと名誉を重んじる古代の戦士たち。
ゴロワースが持つ男性的なイメージとその由来自体の持つイメージはとても私らしくもあり、またまったく私らしくは無かった。

「…」

年の瀬を迎え、日に日に気温が下がっていく12月。
汗ばんだ体の上に薄いシャツを肩から羽織っただけの姿でベランダの縁にもたれかかり灯りを眺める。

今でも…私は中途半端なままだ

最近、そんな事を考える事が多くなった。

無言で一本目を揉み消し、二本目に火を付けようとして指を止める。

---いづみちゃん、最近煙草増えたよ?体が資本のニンジャなのにいいのかなぁ?--

同居人のそんな声が聞こえた気がした。

先程まで肌を重ねていた彼女は今ベッドの中だ。よく眠っていたように思う。
まだ手や指や足や胸に彼女の感触が残っている。
冷たい夜風が火照りと共にそれを消し去るのは時間の問題だろうけど。

そんな風に彼への想いも消えてはくれないだろうか?

埒も無くそんな事を考える。

今からどれくらい前になるんだろう。
まだみんな学生だった。
毎日みんなと顔をあわせ、話、じゃれあっていた。
自分はその中で焦り、悩み、努力していた。
と思う。

先輩のように誰かを導ける人になりたくて。
その先輩は一つ年上だったけど、すでにたくさんの人達?を救っていた。
尊敬した。
少し無愛想だけど、強くて優しくて綺麗な先輩。

兄様のような立派な忍者になりたくて。
影の中を歩き幸せな人たちを傷つける物と戦っていた。
誰にも誉められなくても、誰にも認められなくても、誇りを失わない兄様。

そんな風になりたかった。
自分の信じる物を全力で守れる力が欲しかった。

中途半端は嫌だったから。
それでも落ちた試験。
がんばってがんばって、いっぱいがんばったつもりだった。
だからそれが認められなかったのがとても辛かった。
それが自分の未熟さからだったとしても。
がんばった分だれかに誉めて欲しかった。偉いねっていってもらいたかった。子供じみた考え。
今にして思えばたいしたことじゃないのに。
自分が世界で一番不幸な気がした。まぁ、若さ故…って所だ。

だから縋りたかった。
いつも私をからかって、馬鹿にして、男扱いして、そして大の親友として付き合ってくれた彼に。
そう、それが問題だった。
彼は私を親友として扱ったんだ。

常々思っていた。
男だったらと。
もしくは泣いて縋れるような女だったらと。
どちらでもなかった自分は、結局彼の一番にはなれなかった。
親友として?伴侶として?
それはわからない。
ともかく私は彼の一番にはなれなかったんだ。

きっと、彼は友達に優劣なんてつけないだろう。
みんな大事な親友。
誰のためであっても泣き、笑い、血を流す事を厭わなかったろう。
そういう意味では私は彼にとって大事だと思ってもらえるポジションにいることは確かだ。
だから、一番の親友というポジションのうちの一人ではあるのだろう。
ソレは悪い事ではない。

だったら、私は彼の伴侶になりたかったのだろうか?
いつも彼に守られ、泣き言を聞いてもらい、彼に抱かれる。
…きっとそれは私にとっての牢獄だろう。
幸せで心地よい、だけど絶えがたい牢獄。

結局私は我侭なのだ。
彼の伴侶というポジションと、自尊心を損なわない生き方。
自分の思うように歩き、自尊心を満足させ、挫けた時だけ彼に甘やかされたかったんだろう。

それは悪い事ではないと思う。
きっとソレを両立できる人たちだっているんだろう。
ただ、私にはそうできなかっただけだ。
そして彼には彼にふさわしい別の伴侶がいただけだ。

そんな事を考えながら、やっぱり二本目のタバコに手を伸ばす。

いつもの自問自答。
そして結局は彼女に行き着く。

私は彼女の伴侶足りうるのだろうか?

彼女への想いが嘘で無いように、彼への想いもまた嘘ではなかったのだから。

こんな未練?を引きずったまま彼女と身体を重ねる毎日。
何時果てるとも知れない「牙無き人の牙」としての生き方。

煙草に火をつける。
ジジジジ……と煙草の先端を焦がす音が聞こえる。

私と彼女は共に女だ。
子を成すことも無く、ただ一緒に暮らす事しか出来ない。
なのに自分は何時帰らなくなるかも解らない。
彼女を幸せにする…それどころか一種に年を重ねていく事すら出来ないのではないかという不安。

つまりは自信が無いのだ。
仕事への覚悟は出来ている。
その覚悟と共に彼女を全部包み込む自信が無いのだ。

私は未だ中途半端なままだ。
あの時のように、まだ誰かに縋りたいと思っている。
誰に?
彼に?
彼女に?

体の火照りはもう消えかけている。

ふと、手にしたライターに眼をやる。
華奢なつくりのライター。
私にはいささか似合わないような気もするが、同居人曰く

--いづみちゃんにぴったりだよ?華奢なように見えてけっこう頑丈なんだよー--

つまりはそういうことだ。
自覚は無い。
そうありたいと願うだけだ。

迷いは揺らぎ、揺らぎは力にはならない。
華奢に見えようとも、彼女を護れる力を。
この世の有象無象から、あらゆる悲しみから彼女を護れる力を。
その為にはこの手に力を。
その為には揺らがない心を。
その為には迷わないよう……

堂々巡りだ。
この迷いを断ち切らなければ、揺らがない心は手に入らない。
力が無ければこの迷いは断ち切れない。

もし彼女の言うように私がそういうものになれるのであれば。
いや、そういうものにならなければならない。
そうでなければいずれ私の牙は折れるだろう。
彼女を護る事と牙無き人たちを護る事はきっと等価なのだ。
そういうものにならなければならないのだ。

それは誰に強制されたわけでもなく、自らが望んだ希望なのだから。

だから。
迷いを断ち切れ。
揺らぎをねじ伏せろ。
力にはより大きな力を。
そう、古のケルト人達のように。

そうして、この遂げられなかった想いを…忘れなくてもいい。
さっきまでの火照りのように夜風に吹かれて冷ましてしまえばいい。

火照りは消えても想い出は残る。
だが、それがどうした?
この想い出は、消えてしまう事は無くとも身体を温めることないのだから。
それでも私を形作るもののひとつだ。

それに…

冷めてしまった火照りは、いつでも元に戻せる。
部屋の中からでこちらを心配そうに伺う彼女と一緒にいる限り。
この想い出は、まだ小さな火種として燻っているがいずれはそれも冷えてしまい、ちゃんと本当の思い出として心に仕舞われるだろう。

「唯子。おいで」

迷い揺れている自分にはっきりと信じられる事の一つは、私が彼女をとても大事に想っているという事。

街の明かりで逆光になった私の表情を読み取る事が出来ず、不安そうな顔をして近づいてくる彼女。

私は三本目の煙草に火をつける。
私を示す火を灯す。

深夜。暗い部屋。カーテンの隙間から入る夜風。時折遠くから聞こえるクラクション。カーテンの隙間から漏れるヘッドライト。吹き込む夜風にまとわりつく紫煙。揺れるカーテン。その隙間から見える夜景。風の弱まりと共にあるべき位置に戻るカーテン。そのカーテンが外の景色を隠してしまう前に仄かに見える紅い火…



紅い火に揺れる二つの影。二つの影を照らす街の明かり。

[図書室/misc]

前書きと言い訳と自己保身 / 2006-06-21 (水)

鋭意を養いすぎて気がつくと一年たってました。
今後も養っていくので、気をつけます。
いい加減いろいろアレな感じをひしひしと感じたのと、ちょっと自分的に落ち着いたのでレッツスタート
この一年で書いた物。
それより以前に書いた物。
これから書くかもしれない物。
その辺まとめて掲載していきます。
という感じに出来たらいいな。

[図書室]

図書館 / 2005-06-20 (月)

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